グレーのＴシャツ

思い出して浮かんでくるもの。


グレーのＴシャツ
緑
さらさらの黒髪
意外にキレイな字
元気な声


目の前を通ったその人は、思い浮かんだものとは大分違って。
でも、ノートに書かれたその名前は確かに彼、その人のもので。
唯一記憶と一致したのは、少し右上がりなキレイなその字。

少し珍しい苗字と名前。
本人だと確認できるのに、向こうも一瞬こちらをみて「あっ」という顔をしたのに。



……声、かけられない。
昔と一緒。
人は違っても。




月１で行く病院で、小学４年の頃のクラスメートを見かけました。２回目。
私のように延々と来るとも限らず、懐かしさに声をかけたいができない。
……向こうもしない。
転校したが故に、記憶に残る姿はお互い幼すぎて核心が持てない。
彼はまるで別人だが、私は大して代わってないけど。

高校の時も別の人を駅でよく見かけたけど、一度も声かけられなかった。



……女友達の方が声かけやすいのかなぁ？（そういうシチュエーションがあまりないからわからない）
私はそういう意味で性別気にしないが、相手は嫌かもしれないし。
そう考えると動けない。




……にしても、あいつ成長しすぎだよ(>_<)






全然関係ないけど、お昼に「Cafe 吉祥寺で」のドラマが始まったらしい。
……大分原作無視な設定らしいです。
ドラマはどうでもいいけど、久しぶりに読みたくなったかも。